頭ってどのくらい重いの?
首、肩は重い頭を支えています
頭の重さは成人で約5Kgと言われています
人間の頭の重さは体重比で8~13%(約10%)と言われています。体重50Kgの人だと約5Kgになります。この5Kgという重い頭を体(首)はどうやって支えているのでしょうか。
5Kgといえば…
- ボーリングのボール11ポンド
- お米5kg
- 500ml入りのペットボトル10本
に相当します。
①イラスト(左)のように、
耳→肩→股関節 が一直線上にあるとき体の重心は綺麗に保たれています。
②一方、イラスト(右)の状態では
- 耳が前に出る
- 肩が後ろにさがる
- お腹が前に出る(腰が反る)
- 骨盤が前に出てお尻が下がる
- 股関節が前に出る
のようになりいわゆる(首)猫背姿勢になっていると、重心を上手く(効率よく)保つことができにくくなります。そうすると、首や肩、足腰に過剰な緊張が強いられるようになります。その過剰な緊張状態で頭を支えるので首こりや肩こり、首の痛み、腰痛が起こりやすくなります。
頭を傾ける角度と首への負荷
米ニューヨーク市の脊椎専門のクリニック ケネス ハンスラージ氏(Dr. Ken Hansraj )の研究によると、頭を前に傾けていく角度が増すにつれて首への荷重も増えていくことが明らかになりました。
肩と耳の前が一直線にならんだ角度0度のとき頭の純粋な重さ約5kgが首にかかります。頭を前に傾ける角度が増すにつれ、15度で12Kg 30度で18Kg 45度で22Kg 60度で27Kgと負荷が強くなっていくそうです。
負荷のかかった頭を支えるために首の筋肉も過剰な緊張状態を強いられることになります。
また、よく観察すると頭を前に傾けるにつれてバランスをとるために、背中は後ろへと傾いて猫背が増強されていきます。骨盤はそのバランスをとるまめに同然前へと出ていきます。
関連リンク:肩こりと頭の重さ