首をポキポキ鳴らす
首を鳴らすのは、とても危険です
首を鳴らす方、結構多いのではないでしょうか
慢性的な、肩こり・首痛・頭痛があると無意識のうちに首を鳴らしてしまう方を多くお見受けします。ポキッと鳴ると一瞬楽になった気になりますよね。でもこれはとても危険です。
一回目より二回目、二回目より三回目… というように除除に首が鳴りやすくなってしまうし、鳴らす頻度も多くなってしまいます。また、強く鳴らさなければ鳴った気になれない…など
首に限らず、関節を鳴らすという行為は、コリがほぐれるのではなく靭帯がゆるんで傷つき、関節軟骨がすり減ってしまうリスクが高まるのです。 このため、首を支えることが出来にくくなり、慢性的な首肩こり・頭痛へと移行することになってしまいます。 また、骨棘(こつきょく)といって、骨に棘状の突起ができてしまい変形性関節症を併発しやすくなります。(首に起こった場合は、「変形性頚椎症」) ですから、絶対にやめましょう。
不思議な現象
首を鳴らす方の多くは、同時に指の関節も鳴らしてしまいます。(特に男性)
また、腰が鳴ったり、膝が鳴るようになったりと、一箇所鳴りはじめると全身の関節が鳴りやすくなってしまう。 という現象が起こります。 通常は最低2週間、我慢すると鳴らさなくても平気になり、鳴りにくくなってきます。
若年者に多く起こる
中学生の頃から指や首、腰などの関節を鳴らしやすくなり(特に男性)、20歳をピークに30歳~40歳くらいまでは鳴りやすい状態が続きます。それ以降は、関節軟骨や椎間版などの含水量が減ってきたり、靭帯も硬くなってくるので鳴らそうと思ってもあまり鳴らなくなってくるのが一般的です。
よく起こる症状
- 慢性的な体の不調
- 体力がない、疲れやすい
- イライラ、不安
- 首、肩のこりなどの痛みや頭痛が取れない
- 手のしびれ
という症状がある方は、特に頑張って鳴らさないようにしてください。首を鳴らすという行為は「自傷行為」にあたることをお忘れなく!