体のゆがみ セルフチェック(生活編)
セルフチェックの解説 体のゆがみ チェックはこりら>>
Q01.横向きでテレビを見たり、本や雑誌を読むことがよくある
横向きになってテレビを見たり、本や雑誌を読んだりする姿勢は、腕から肩甲骨にかけて無理な力が常にかかる状態になるので、筋力に左右差をつくることに繋がります。また、膝や股関節が痛い方は、痛い側を上にして横になることが多いので注意しましょう。
Q02.横座りやペタンコ座り(アヒル座り)をよく行う
足を横に崩したり、ペタンと両足を開いて座る格好は、女の子によく見られますが、これらの姿勢を長時間続けることにより、足首から膝、股関節から骨盤、腰椎へと歪みを作ることに繋がります。特にアヒル座りは、内股O脚の原因になることが多くあります。
【内股O脚とは…】
O脚には大きく3つの種類があります。
1.真性のO脚
2.内股O脚
3.外股O脚
それらはみな右と左の膝の間に隙間が出来るのですが、お皿の向きに違いがあります。
・真性は、お皿が真正面を向いています。
・内股は、お皿が内側を向いています。
・外股は、お皿が外側を向いています。
Q03.足の開きが左右で違う。
股関節の開閉に左右差がある場合、体の重心が狂っている可能性があります。
重心側(体重が掛かる側)は、体の軸になるので直線的で動きが悪くなりやすく(股関節が開き難くなる)、一方、非重心側(体重が掛からない)は、利き足になるので動きが良くなります。この重心の左右差は、骨盤から背骨に傾斜を作ることに繋がります。
Q04.気が付くと“うつ伏せ”で寝ている
背中の盛り上がり(肩甲骨の出っ張り方)に左右差がある場合、仰向けで安定して眠ることが難しくなります。
Q05.1日8時間以上パソコン作業をしている。
パソコン作業をしている格好は、うつむき姿勢であることが多く、首の生理的前湾をなくし、首をまっすぐの状態(ひどい場合には逆アーチになる)に歪ませてしまうことがあります。
この状態をストレートネックと言いますが、ストレートネックになると肩こりや首痛を引き起こす原因になります。
Q06.足を組むクセがある。
足を組むとそれにあわせて骨盤は9度傾くと言われています。骨盤の傾斜は、背骨全体に波及し、顔から頭まで達します。
足を組んでいる人のほとんどが、顔も傾け顎の位置も中心にないのが見て分かります。この顎の傾きは噛む力にも影響を与えます。(約2割咀嚼力を減らす)
Q07.よく顔を傾けている。写真を撮る時など、直される
耳や目の高さに違いがある。鼻や顎が傾いているといった歪みは、利き耳、利き目、食べ物の噛み方などにより発生しやすくなります。
机に突っ伏したり、頬杖をついたりした生活を続けると起こりやすくなります。また、足を組むなどのクセがある人の場合も顔が傾いて来ます。(⑥参照)
Q08.たすき掛けをすると、やり易い側とやり難い側がある
腕の上げやすい側と下げやすい側、また内旋しやすい側と外旋しやすい側の違いにより、たすき掛けに左右差が出てきます。
肩甲骨の動きも左右アンバランスになりやすいので肩こりが起こりやすくなります。
Q09.靴底のすり減り方が左右で違う
体に傾きがあると重心に左右差が発生しますので、靴底のする減り方も変わってきます。
いつも踏ん張って体重がかかっている側(軸足)の靴底はすり減りやすくなります。靴底のすり減り方に左右差が大きく出る方は、下駄やサンダルを履いて歩くと『カラン、コロン』と音に違いが出てきます。 “カラン”と鳴る方が重心側で、“コロン”と鳴る方が利き足です。
利き足というのは足が長くなりやすいので、歩いている時も引きずりながら歩いています。つまづきやすくなる足です。
靴底を見れば引きずった跡が分かります。男性では、かかとの外側に引きずった跡がある方が多いようです。
女性でかかとが細いハイヒールを履いている場合、重心側のかかとが特にする減りやすくなります。体の歪みの激しい人では、1日履いただけて、左右にすり減り差が出てしまう方がいます。
Q10.上を向くのが難しい
慢性的にうつむき姿勢をしている方の場合、上を向くことが難しくなってきます。レントゲンを撮ると「ストレートネック」と言われることが多くあります。首は生理的になだらかな前湾をしているのが正常ですが、首がまっすぐになってしまっている状態です。“まっすぐ”なのに、体からみれば“歪み”なんですね。パソコン作業やデスクワークを長時間行っている方によく起こります。
Q11.枕が合わない
朝、よく寝違いを起こしたり首が痛くなりやすい。寝違いをよく起こしたり、朝から首や頭が痛いと枕が合わないのかな?と思う人が多くいます。首から肩甲骨に歪みがあるといろんな枕を使ってみても安定し難くなります。
Q12.スカートの中心がずれる。おへそが中心にない
骨盤のねじれが大きい人は、それに伴ってスカートにねじれが生じてきます。体を支えている腰の筋肉や、お腹の筋肉、骨盤内臓器の位置に歪みがあることが分かります。
Q13.肩ひもがずり落ちやすい
肩甲骨を吊り上げている肩拳筋に異常がある場合、肩を左右均等に支持固定することが出来なくなります。よって、肩の高さにも左右差が生まれます。肩が下がる側は、肩ひももずり落ちやすくなります。
Q14.頬杖(ほおづえ)をよくつく
頬杖をついた姿勢は、顎を前に突き出した格好になるので、背中は丸くなり猫背の状態になります。
猫背の体型は、首肩背中に無理な力が絶えず加わることになるので、肩こりも発症しやすくなります。また、左右の手で均等に顎を支えることは少なく、どちらかの手に比重が傾きます。 これにより、常に首をかしげた状態を強いられるので、顔の歪みや顎の歪みへと繋がります。
Q15.前屈すると背中の高さが左右異なる
背骨がS字に歪んだり、肋骨に変形がある方の特有の歪み方です。